GNU Smalltalk 3.2 の ブラウザが凄い件

せっかくですのでGNU Smalltalk 3.2 をインストールしてみました。

GNU Smalltalk 3.2 の売りは、

Main features of the new release include downloading of remote packages (for smalltalk.gnu.org hosted projects), a new browser based on GTK+, a callgraph profiler and incremental garbage collection. This version can also run the Iliad web framework.

GNU Smalltalk 3.2 | GNU Smalltalk

リモートパッケージのダウンロード機能とか、システムブラウザが Blox (Tcl/Tk) から GTK+ ベースになったり、インクリメンタルガベージコレクションになったり。あと Iliat web framework が動くようになったりとか。

特に新しいGTK+ベースのブラウザは拝みたいな、と思ったり。

ubuntu (pubuntu DOS)ですが、gawk と build-essensial, libgtk2.0-dev, libglib2.0-dev を入れた状態で configure make install したので動いてるっぽいです*1

で、早速、

$ gst-browser

してみてビックリ。


で、でかっ!?


てっきり 歴史と伝統の システムブラウザかとおもいきや、なんだかフルスクリーン前提みたいなデザインで、おまけにTranscriptやWorkspace まで組み込まれちゃってる・・・「ブラウザ」じゃないじゃん!

そしてデバッガもデカいのですよ...。

えうえう、ネットブックの小さい画面じゃ使いにくいよー。

気がつけばウィンドウタイトルも VisualGST になっていて、今時の統合開発環境チックな方向性?3.0で舵を切ったファイルベースなスクリプト言語というシンプルな方向性からはまたちょっと違うけれど、なんにしてもエネルギッシュで我が道を行くな新生 GNU Smalltalk です。


そんなこんなで、いきなり予想外に驚かされたので 全然動かしてない段階でエントリーを書いてしまう所存。

せっかくネットブックに環境を作ったことですし、明日はBioskop - Bio et techno, toujoursを見ながら 喫茶店GNU Smalltalk GTK で遊ぼうと思います。

...って、もう朝ですか。(ちゃんと昼間に起きられるかしら ^^;)

追記

普通のブラウザもありました。Visual GST の メニュー→[tools]→[Browser window] で開いたり。

Visual GST も、「こんな大きなウィンドウじゃあ、複数ブラウザを開きたいときどうするのだろう」と思ってたのですが、こちらはウィンドウ内のタブとしてガンガン開く造りになってたり。

Object クラスにも gtkInspect みたいなメソッドも増えていて、GUI開発環境にも本気な風ですが、なまじ本気な分 gst の GTK は起動がもっさりなのは ストレスです。次は早くなるのかな?

*1:でも Debian だと 同じようにしても gst-browser すると symbol lookup error(undefined symbol: g_poll)で落ちたり。わたしがヘッポコなので、よくわかんないです