B.A.D. (1)繭墨は今日もチョコレートを食べる

正直、ミステリーはほんの少し苦手なのですが、面白いという評判につられて読んでみました。

どうやら表紙のかわいいゴスロリ少女が名探偵役の様子。名推理でどんどん解決しちゃうのかな?GOSICみたいなかんじかな?、、と想像を膨らませて読んでみれば。

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)

・・・スプラッターでオカルトでした (T△T

人体バラバラだし、内蔵落ちてくるし、人をおいしく頂いちゃうし、髑髏は笑うしで、想像とは違いました。残酷さは京極さん的。そこに見てくれの萌えとフレンドリな文体をチョコレートとともに一滴。そうして出来あがったのが本作じゃないかな?と思えます。おもしろいけれど、帰りの電車の中では個人的に読みたくない一冊です。怖いから。

ところで、ライトノベルの枠の中では仕方がないとは思うのですが、表紙はともかく挿絵が致命的にあいません。たとえば「魍魎の箱」がラノベだったら?と考えるとその挿絵がありえないくらいの難題で、だからこれは仕方がないな、と思うのですが、しかし、読んでいて興ざめするのも事実で、だからといってグログローんなの書かれても盛り上がるかというと、そうでもなしで。うーん。