空と宇宙展に行ってきました(その1)
先週の日曜日ですが、話題の空と宇宙展を見に上野の国立科学博物館に行ってきました。
これがすっごく面白かったのですよ!
空
航空史のほうはあまり興味がなかったので、実際の所堪能できたとは言えません。予習していけば良かったと、ちょっと後悔。
こちらは日本初の飛行機(の模型)。二宮忠八の有名なカラス型飛行機の模型と絵が凄くキュートでした。これは・・・すてきすぎ。「評価されなくてスポンサーた突かなくて頓挫した」なエピソードは、大変有名ですが、この模型だけでもうれなかったのかしらとか、不謹慎なことを考えてしまったり。
プロペラ。
ぐるぐる回っているのが目を引きました。エンジンごと回転させることで冷却もするよというのは「なるほど!」と思ったり(というか、そんなことも知らなかったくらい 航空機には疎かったり(^^;)
日本初の動力飛行にかんする展示スペースにあった、アンリ・ファルマン複葉機とハンス・グラーデ単葉機 のプロペラ(実物)。なんかプロペラというと もっとニュルッとした形を連想してたので、新鮮でした。
というわけでエンジンの図面。下は「立川九九式高等練習機(赤トンボ)」の図面。図面類は本当にいっぱいあって、こういうのは、好きな人には素晴らしいのでしょうねぇ。(わたしもカメラの図面だったら目の色替えてたと思います)
風洞実験用の模型
はやぶさ
というわけで、目玉のはやぶさです。
こういう実感が得られるのが博物館の良いところ。
ただ、この模型は結構雑な感じで、そこはすこしだけ残念かな。まぁ、そういうディテールにかんしては本物が置いてあるのでそちらを見よ!と言うことだと思います。
サンプラーホーン
ホーンの先っちょと実験のサンプル。一枚岩のやつをみると、なるほど、これだけしか砕けないのですね。ホーンの先っちょをあてつつでないといろいろ取れないのかも。はやぶさ2の人工クレータ方式はどうなのかしら。
ターゲットマーカー(模型)。この中には、わたしの名前も入ってるのですよね。
はやぶさには終始「でかいなぁ」という印象だったのですが、逆にちっこいなぁ、と感じたのはミネルバです。
これはフライトバックアップモデルで、ようするに「本物」。うーん、欲しい。
こっちは動作検証用モデルで中のモーターをみることが出来ます。
イカロス
もう一つの目玉はイカロス。ソーラーセイルがでっかくって目を引いてました。
いや、でかいけれど、もっと大きいのを想像してたかな?このサイズで推進力を得られてしまうのかという風に考えれば小さく見えます。
小さいといえばこの色の変わる部分
会場では10秒毎にON/OFFしてくれてたのですが、こうして生でみると面積もすごく小さいし、色の変わり具合も小さい。このくらいしか色変わらないんだー。もっと黒くなるかと思ってました。こんなので舵をとれるのかー、とおもうと、逆に汚れとか突いたら大変そうだなぁ、とか思ったり。
セイルのほうは小さいけれど、それを納める部分の重量感はすごかったです。
こんなの打ち上げちゃうんだ(しかもついでの荷物として)とかおもうと、ロケットって凄いのね、となおさら関心してしまいます。
これから
これが問題のエンジン。うーん、タイムリー。
そのほかにも宇宙ステーションのバンパーとかH2Bの模型とかとか。
月の赤道に太陽電池をぐるっと一巻きして、その電力を地球にマイクロウェーブで送っちゃうというプランなのですが、なんというか、SFですね。
月の砂
意外にも子供がいっぱいだったのが月の砂。大友が乱入しちゃってごめんね。
というのも風に吹かれて転がったりとかとかしない月の砂は、角が砕けたままの丸くない姿なので、
みたいに砂時計の中をなかなか滑り落ちないのですよね。片栗粉みたいな崩れ方したりで、これが結構おもしろいです
おみやげ
いろいろおみやげはありましたが、個人的にお気に入りなのは隕石おかき
なんか全然たべられる気がしない外見ですが、味は普通のおかきでした。
クログロとした色合いが 手持ちの溶岩によく似ている気がしたので並べてみました。
はっきりいってパット見では見分けが付かなくて、うっかり石の方を食べてしまいそうでした。
それとお土産と言ったらやっぱり記念メダル。
しっかり minekoa 印をつけてきました。うれしい。
* * *
と言うわけで、大変堪能してきました。この特別展だけでもかなりのボリュームで見るのにたっぷり時間がかかったしまったのですが、実はこの後軽い気持ちで常設展にいったらそのボリュームが大変なことに。またすごく面白かったのです。半日程度で見て回れるというもくろみは甘すぎました。
というわけで、常設展のレポートは その2につづきます。