マリア様がみてる -ステップ

久しぶりのマリみての新刊。百合っぽい表紙にホッとします。

マリア様がみてる 36 ステップ (コバルト文庫)

マリア様がみてる 36 ステップ (コバルト文庫)

ごきげんよう
ごきげんよう
さわやかな朝の挨拶が、澄み切った空にこだまする。

ああ、やっぱりマリみてはいいなぁ、と幸せを噛み締めるいつもの出だし。

時代は移り変わり、元号が明治から二回改まった昭和の今日でさえ、十八年通いつづければ温室育ちの純粋培養お嬢様が箱入りで出荷される、という仕組みが残ってる貴重な学園である。

ん・・・・、あれ? 昭和??


・・というわけで、今巻はちょっと前のお話です。と、、これ以上はネタバレねたばれ。なので、すこし軸をずらした話をすると、前巻の「私の巣」と同じく、単巻完結のマリみては、ボリューム的にぴったりで読みやすくっていいなって思ってしまう。昔の(祐巳が一年生のときの)エピソードは単巻での完結度合いが高かったですが、その頃を思い出してしまう。こういうのすごくいいなぁ、と思います。

というわけで、とても面白かったです!


* * *

ところで、この巻から、カバーを外すとカバー裏に絵がある!まるで漫画みたい。たまたま本を落として気がつきましたが、盲点でびっくり、過去のマリみてももしかして!・・とひっくり返してしまいました。