伏 鉄砲娘の捕物帳 をみてきました

先週ですが、テアトル新宿で 「伏 鉄砲娘の捕物帳」を観て参りました。わたしはアニメ映画を見るのが大好きなのですが、放映館が少ないと、スケジュールを合わせるのが大変です。方向音痴なので、(十分探索しきった)秋葉原以外の都会ですと、誰かと一緒に行きたいという欲が、またスケジューリングを邪魔するような。・・・てか、アキバがこういう映画を放映できない土地処ってあたりが、「付け焼き刃」なオタクの町だなぁって思ってしまう。

さてさて、伏 は、桜庭一樹 の「伏 贋作・里見八犬伝」を原作にした、猟師の少女 浜路 と、人と犬の間の子で、人の生肝を喰らう 妖怪(?) <伏> 信乃 の間の○○を描く劇場作。時の将軍 徳川家定により出された「伏狩令」の賞金と、それを足がかりとした仕官の道を夢見る道節が、山で猟師として暮らしていた妹 浜路を江戸に呼び寄せるところから物語は始まります。

内容は時代劇というよりもファンタジーで、ヨーロッパの古城のようにそびえ立つ江戸城とかが力強く「ファンタジーだぞ!」と主張します。一緒にみた友人によれば、定家の時代の江戸城は、既に天守閣が火事でなくなっていたそうなのですが、あのそびえ立つ江戸城はそんなつっこみどうでもよくなるインパクトだったそうな。

ケレン味のあるキャラクターデザインや、動き、世界観など、わたしの大好きな「アニメーション」がそこにあって(なんとなくキングゲイナーを連想しちゃうのは、馬加がチンピラ風ゲインにみえちゃったからかしらん?)、


見ていてなんとも リラックスできるアニメでした。アニメがどうどうとオタクターゲットとなる以前ーー80年代のアニメ好きにはお奨めの映画です。

内容に突っ込むとネタバレになるので、なかなか難しいのですが、わたしの桜庭一樹のイメージは「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」のイメージですので、悲しい結末も有りうる作家さんです。ですので、物語が進むうちに、いろいろ雲行きが怪しくなる、浜路と信乃の結末が、どうのようになってしまうかドキドキしながら見ていました。

わたしとしては、結構お気に入りの映画です(個人のツボとして)。普通の劇場で普通に公開していれば、普通にファミリー映画として お奨めできるし、気に入ってもらえるとおもうので、ちょっと勿体ないかなぁ。


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さてさて、先週土曜に行ったのは、たまたま混在する公開週を避けた結果だったのですが、なんと宮地監督と脚本の大河内さんのトークショーがやってまして、これ幸いと参加してきました。


(あぁ、ボディキャップレンズしかもっていかなかったから、豆粒です)

トークの内容は録音禁止(写真はOK/多分Blu-rayの特典になるんだろにゃ)だったので、この劇場版では原作との変更点ですとか。冥土の性別変更とか、とか。

で、トークショーの後、サイン会が開かれたのですが、なんか皆さん談笑しながらサイン貰ってるっ!……は、ハードル高っ!

──結局なにも話せませんでした。憎いっ!コミュ障の自分が憎い...orz