コミケット3日目

(書き途中)

なんか、今回はいろいろ露骨なエントリーになりそうな予感。「性」と言う字を何回かくことになるのでしょうか。そういうのがお嫌いな方は そっとじ をお願いします。

検閲強化について

今回のコミケットから性表現の検閲が強化されました。以前は性器の一部や結合部を隠せばよかったものが、性器輪郭内にディテール描画があってはならないようになったようです。

この検閲強化は、過去の出版物にも適用されるため、今回のコミケットではマジックでの「手修正」に追われるサークルさんや、販売そのものを諦めるサークルさんを 非常によく目にしました。

ブース内で自ら書いたものを黒く塗りつぶさせる光景は、非常にディストピアしていましたが、これに眉をひそめるのはもともと問題意識があった人だけでしょうし、マジョリティな方々は特になにも感じない、むしろ、こんな卑猥な表現が世間にあふれている方が問題だから、「健全化」されたのだ くらいに思ってるだけなんでしょうね、とか考えて余計鬱になってしまいます。

この検閲強化が、とても問題だとおもうのは、何かの法的改正があったとか、世論を揺るがすような事件があった結果ではなく、「検閲を強化したい」と思う人達(警察のごく一部)が動いただけで、あらたな検閲がなされてしまったことです。

わたしは検閲自体が無条件に悪であり、してはいけないことだと考えていますが、検閲はやむを得ないものであり、ある一定のラインをもってそれ以上の表現を違法とするべきだと考える人もいます。大事なのは考え方の違いではなく、その一線について民意をもって合意を得られたかという事であり、また決して良くは無いですが*1百歩譲っても少なくともそれが「世論」の変化に後押しされている程度の裏付けはあるべきだと考えます。

変態表現は虐げられて当然と思われているから、多くの人は特になにも感じないかもしれないけれど、こういうことが出来てしまうこの国って、実は怖いよね。

男性向け創作ブース

UTUMNOさん

いつもわたしが 「3日目は一番最初にここに行く!」と決めているサークルさんです。ここ2回ばかりコミケットで見ていなくってショボーンだったのですが、久方ぶりにコミケットで観ました。凄い!勝手ない本が40冊以上出てる!……というわけで全部買いしてきました(^^;

もうすぐvol.200 が見えてくるわけで、本当に尊敬します。
(ちなみに今回は隣の列から回り始めたので一番ノリじゃないかったです)

よわみどりさん「不可逆の夏」

「佐伯」さんのサークル。大好きな作家さんです。総集編が出ておりましたので迷わず買いました。

せっかくの総集編なのに、ごっそりモザイク処理で消えているのは残念至極。というわけで過去の個別本は大事にとっておかなくっちゃ、との思いを新にする瞬間。

ちょっと悲しくなるのが、漫画の間に挿入されたコメントのこの一文。

6年前だ!!! あんまり直せなかったのでわりとそのまんまです…。性器だけは直した!!!(消えるのに)

「性器描写」に拘るという価値観や、それを共有する人が明らかに存在するのに、そういった表現を世の中から消してよい物と断じてしまう世間の価値観が、せめてわたしが死ぬ前には変わって居ればと願います。

ていこくらんちさん

普段は、カメラ系創作で、今回でいえば2日目に居るはずなのに、3日の男性向け創作に出展されていてビックリ。

「ツァイス越しの君に」(百合恋愛話)の続編が、百合H話にパワーアップして刊行されていたのですが、あの二人のイチャラブじゃなくって、まさかの三つ巴展開とか。

今回の「どーしてこーなった」(褒め言葉)賞は、ブッチ抜きで ていこくらんち さんですね

マヨネーズ幕府さん「ふゆの星座」

今回も凄く良かった。少女同士の百合(+おしっこ属性)を書きつづけているのですが、ラブラブが好きなので、毎度の事わたしのツボなのです。

(書き途中)

*1:世論=マジョリティの数の暴力だからです