Lomography の RedScale film の「これはひどい」
フィルム話三題 - 偽デジタル写真屋日報だったもの(冬眠中)さん経由
http://www.kanshin.com/diary/1670010さん。
Lomography の RedScale film は、普通のフィルムを裏表逆に巻いているモノですが、これがDPE屋さん的に迷惑きわまりないと言う話。
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フィルムを裏返しで露光させると、シアン側がカットされて面白い写真がとれます。これをお手軽に愉しませるために、Lomographyが裏巻きフィルムを発売しました。こういう、モノに対するハック的な愉しみはいいのですが、それで人に迷惑をかけちゃいけなません。
通常の35mmフィルムと同様、どこの現像所でも現像が可能!
http://www.lomography.jp/microsite/redscalefilmjp/
は嘘で、DPE屋さんが知らないで扱うと
この問題のフィルムの場合、そのまま、つまり通常と同じように
現像機にセットしたならば、機器の中で”薬品の塗ってある側に傷や
ゴミやホコリを付けながら”処理してしまう可能性がある。では容器をひっくり返して、裏返して現像機にセットすれば?
形状の問題で容器の収まる場所に固定できないので、
http://www.kanshin.com/diary/1670010
フィルムをカットせず、おそらくフィルムのどこかを引きちぎる!
撮影者もDPE屋さんもどちらも不幸になるという、悲しい結末に(T△T
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「通常の現像方法では問題があります。」とアナウンスしたり、箱やパトローネに書いておこうというだけの話なのですけど、それが出来ないというのはメーカーとしてちょっとあまりに「これはひどい」です。
ただ、ポラロイドで遊ぶマニュピュレーション*1とかイメージトランスファ*2とか、光学+化学の愉しみとか、そこにブツがあるという愉しみとか、そんなのがフィルムで写真の愉しさであるから、http://www.lomography.jp/microsite/lab/みたいに、一緒に遊ばしてくれる現像所をつくってそこでサポート、はイイ方向だとおもいます。