持ち歩きPCを新調です。

やはり PC は本のように、電車の中で、喫茶店で、畳の部屋でゴロンして、ベッドに潜り込みながら触れるモノでないと、あんまり使う気が起きないものなのでしょう。PCはやはり「個人用コンピューター」という実装技術的概念が本質ではなくって、「ダイナブック」なのだなぁと思います。


長らく常時持ち歩きPCとして愛してきた ThinkPad s30 ですが、ハードな利用をしてきたせいか、バッテリーを新調し、マザーボードを交換し、LCDパネルを交換し、・・・そしてまだまだ調子が悪いという状態になっていました。

なので、ここしばらくは常時持ち歩き PC なしで過ごしてきたのですが、どうも自分の自宅の机で仕事はできてもハックはできない質のようで、もうわたし、ぜんぜんコードを書いていないのでした。(s30が元気な頃は帰りの電車のなかで Logo のインタプリタを作ったりしてたのに...)これではいけないと、モバイルPCを新調しました。Wind Netbook U100 Vogue です。

このタイミングで買ったのは、ACERの新しいAspierOne を待ったからです。結局 10.5インチ アンチグレアディスプレイと、比較して品質の良いキーボード、あと喫茶店コーディング用にバッテリー駆動時間は5,6時間はほしいなぁ、ということで Wind Netbook U100 に落ち着きました。

おおむね気に入っているのですが、ちょっと大きな誤算もあって、ThumbSense が使えないのです*1トラックポイント中毒の私がタッチパッドで何とか生きていくにはThumbSense が必要なので、これが使えないのはとても痛い。あいたたた。 さあて、どうしようかしら、と言ったところ。


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ついつい s30 と比べてしまい、主に入力環境や筐体の作りで不満を言ってしまいそうになるのですが、値段が全然違う本機です、それは野暮ってものでしょう。それでもできれば Lenovo には キーボードが良くてトラックポイントNetbook を作ってほしかったと、正直強く強く思うのです。

それにしても使ってみれば、実際の画面サイズから想像したのより格段に狭さを実感してしまいます。アプリもOSも縦に狭い画面を全く考慮していないから、「なんとかバー」がガリガリと狭い上下の表示領域を削っていきます。タイトルバーとか横につけられればいのにな、と思ってしまいます。

と、文句ばかり言っているようですが、わたし、ツンデレなんです。今はツン期が終わろうとしているところ、なんかもうデレー♪っとしてしまうことは避けられないのかな、という予感がツンツンです。

*1:SynapticsとALPSのタッチパッドにのみ対応しているのですが、わたしてっきり U100 は Synaptics のタッチパッドが乗っているものとばかり思っていたのですが、実は Sentelic のものもあるそうです。