OLYMPUS-PEN E-P1 についてあれこれ

いよいよ発表になった オリンパスデジタルペン こと E-P1。あまりの素晴らしさに買ってしまいたいわたしなのですが、この不景気でボーナスがないので買えません。うぅ、積立貯金はじめないと。

さて、本当に面白いカメラだからいろいろ思ってしまいます。

デザインについて

デジタルペン E-P1 の白塗りボディは、オリンパスということもあって、わたしにEcru を思い出させます。

企業情報:オリンパス

思えばオリンパスのデザインはこういう高級感のあるキワモノの宝庫でした。

企業情報:オリンパス


O・product、Ecru、LT-1、LT ZOOM 105、どれも凄いデザインです。

何処のメーカもコンセプトモデルとしては出しそうですが、市販するときはもうちょっと丸くなっちゃうよね、というのがそのまま市販されちゃうのは、オリンパスの凄さです。そう言えば木のカメラも参考出品してましたっけ。

オリンパスのデザインは「レトロ・フューチャー」な路線が大好きで、今回のデジタルペンのデザインもとっても「らしい」ので嬉しく成ってしまいました。

ペンにあやかるとか、クラカメファンに媚びるとかそんなもんじゃねぇ、オリンパスデザインにはもっと恐ろしいモノの片鱗を見たぜっ!

ニコンについて

とはいえ、わたしはニコン贔屓。こういうカメラは欲しいけど、ニコンのカメラで欲しいというわがままを思ってしまいます。

ニコンだって素敵なカメラデザインは出来るのです。販売はされなかったけれど、フィルム高級カメラがブームだったとき、SP20 というレンズ交換式のフィルムコンパクトが試作されていたのは、ニコンファンなら公然の秘密です。

(おぉ、Google のブックスをはじめて使った!)


デザイン(みてくれの方)もニコンらしくもなく抜群で、操作性も非常によさげで、何で当時出してくれなかったのかと本当に思います。やっぱり新しいマウントを興すに躊躇したのかな?今ならどうせマイクロフォーサーズもどきに 対策する必要があるのだから、そのときは この SP20 みたいなカッコイイのが良いなぁ、とちょっと妄想を暴走させてしまうわたしです。

「マイクロ一眼」と「ペン」について

デジタルペンは殆ど完璧なのですが、唯一の大きな不満は、「マイクロ一眼」という名前付け。これはダメです。イけてません。まだ、コンタックスG1 の「AFレンジファインダー」の方が許せます。

小さな不満は、ボディ正面に「OLYMPUS」ではなく「OLYMPUS-PEN」と刻んで欲しかったこと。これは多分 PEN を全面に出す戦略が後付けだったから、というのと、OLYMPUSロゴの両側は既にマイク穴があるので、気軽に変更できなかったことじゃないかな、と想像しています。

で、ここからがキモなのですが、誰もがこのカメラを PEN を呼べるデザインだったら、このスタイルのカメラを PEN と呼ばせるくらいのことは、もしかしたら出来たかな?と思います。概念はあって、良い名前がない。そう言うときは それを象徴する一番乗りの目立つヤツの名前が 概念の名前になるものだから。そう考えると、もったいないなぁ、と思います。「PENカメラ」とか「キヤノンのペン」とか。ポラロイドみたいな前例はあるし、結構現実になってたかも、と思います。

うは!もー、しんぼうたまりませんっ!!・・について

今月のカメラ雑誌は デジタルペン三昧ですが、なかでも飛ばしていたのが デジタルカメラマガジンです。

デジタルカメラマガジン 2009年 07月号 [雑誌]

デジタルカメラマガジン 2009年 07月号 [雑誌]

Mマウントアダプタつけて、Visoflex つけて一眼レフ化なんて、なんてマニアックな。「アサヒカメラ」じゃなくって「デジタルカメラマガジン」でやってるのも凄いというか、なんというか。

Mマウントアダプタ付けるともう、レンズは選び放題なのに、ボディとのマッチングも想像以上に良さそうで、これは遊びたい、持ち歩きたい。あぁ、わたしの SUPER-WIDE HELIAR を付けたい。はぅぅ、、これは反則ですヨ。