良いキーボードの見分け方
店頭で触ってみて、そのキーボードが良いモノか悪いモノかを判断するのは、意外にとても難しいです。ちゃんと座って、ちゃんと文字を入力して、贅沢を言えば慣れるまでしばらく使ってみて初めてわかろうというもの。
わたしたちキーボードマニアが、それでも店頭で触れただけである程度キーボードを語っちゃうのは、膨大なコレクションに裏付けされた、経験による類推によるもので、その場でそのもの自体の感触を評価している訳じゃないのです。・・・すくなくとも、わたしの場合。
でも、品質がよいか悪いかの判断には、簡単な方法があるのです。ノートPC限定ですが。それは、F、D、S、A、F、D、S、A、と、人差し指から小指にかけてリズム良く たららん、たららん とキーを撫で叩くのです。そうして大きくたわんでしまうなら、キーの土台があまりしっかりしていないキーボードです。(右手側も同様にたららんしてみて確認しましょう)
土台がしっかりしていないキーボードは、打鍵感が濁ります。軽い力でもメリハリがあって美しい打鍵のキーボードとなるには、この土台のたわみのもたらすノイズは減点対象です。これの元ネタはたしか鍵人さんちだったと思います*1。「なるほど、おぉっ!」と感心して以来わたしも実践(?)しています。
ただし、それだけがよいキーボードの評価の指標ではないのです。たわんでも打ちやすいキーボードだっていっぱいあって、冒頭のように自分で使いこんでみて「良い」と思えればそれは良いキーボードです。
あくまで店頭で迷ったときのための、一つの参考程度にまで。
*1:けれど見つけられませんでした